九月同朋の会 座談会 開催報告

投稿日:

 

 

 

 

 

天満別院では、九月九日(日)の十四時より同朋の会が開催されました。

御講師には大阪教区第七組 敎應寺住職 建部 智宏師と同じく大阪教区第七組 長教寺住職 稲垣 洋信師にお越しいただきました。

真宗で「たすかる」とか「救われる」とかいうことはどういうことなのでしょうかという質問をテーマに座談会は進行されました。

答えの一例として、人間として生まれ生きている事実に感動し、今現に生きていることのスバラシサに気づくことが「すくわれた」ということです。

人間は好むと好まざるにかかわらず、四つの限定の中に生きていると言われています。一つは「誰にも代わってもらうことが出来ない」ということです。自分の人生は自分が生涯背負っていかなくてはなりません。

二つには、「くりかえすことのできない」ということです。失敗したからといってやり直すことは絶対に不可能です。

三つには、「必ず終わりがくる」そして四つには「その終わりはいつくるかわからない」ということです。終わりとは申すまでもなく「死」です。死はまちがいなく我身の上にもやってくる事実です。のがれる術はありませんし、精進努力していつの日か幸せをつかもうという夢を、無残にも根こそぎ壊してしまう厳しいものです。

「たすかる」ということは、自分の努力や心の工夫ではどうにもならないと思い知らされることです。念仏に生きられた方々の教えをきくことにより、そこに人生の方向がはっきりしてまいります。それが「たすかる」ということです。

 

次回、十一月十一日(日)の同朋の会には、大阪教区第七組 長教寺住職 稲垣 洋信師にお越しいただきます。

皆様、是非ご参拝くださいますようご案内申し上げます。