2月 天満別院 同朋の会 開催の報告

投稿日:

天満別院では、去る2月10日(日)14時より2階仏間にて同朋の会が開催されました。

同朋の会では現在『正信偈』の内容について学んでおります。

御講師には大阪教区第7組 長教寺住職 稲垣 洋信師にお越しいただき、

赤本P.22~P.23「天親菩薩論註解〜諸有衆生皆普化」まで

前回に引き続き曇鸞大師についてお話いただきました。

先生からは、曇鸞大師は天親菩薩の『浄土論』に注釈を施し、『浄土論註』を著した方ということ、また曇鸞大師は私たちが浄土に往生することも、浄土からこの世に還ってくることも、全ては他力(如来の本願力)によるもので、この他力を信知する信心こそ、我々が浄土に生まれて仏の悟りをひらく因(たね)であるとおっしゃられました。

そして「尺蠖の修(循)環するが如く」の言葉の例えと

清沢哲夫氏の「道」

此の道を行けば どうなるのかと 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし

ふみ出せば その一足が道となる その一足が道である

わからなくても歩いて行け 行けばわかるよ

という詩から、曇鸞大師は『浄土論註』で、私が正しい道を歩こうとしても、どの道が正しいのか分からず、迷い留まっている。そういう時こそ、先達の呼ぶ声に耳を傾け、正しく知りなさいと教えてくださいました。また信心とは仏様の世界からの働きかけに気づき、湧き出てくるような心であると教えていただきました。

次回の同朋の会は3月10日(日)に座談会を予定しております。

皆様お誘い合わせのうえ、ご参拝くださいますようご案内申し上げます。