天満別院 報恩講執行のご報告

天満別院では、10月3日(金)から5日(日)にかけて報恩講が執行されました。
ご法話には大阪教区第22組 南溟寺 戸次 公正 師をお招きし、
講題「『御絵伝』の絵解きに聞く」のもとお話いただきました。
9月29日(月)の報恩講お待ち受け奉仕では、ご門徒の皆様に各部屋のお掃除や仏具のおみがき、のぼり旗、紫幕の設置等にお手伝をいいただき、また報恩講中も様々なお手伝いを賜りました。
改めて皆様方のお力添えに厚く御礼申し上げます。

天満別院では、10月3日(金)から5日(日)にかけて報恩講が執行されました。
ご法話には大阪教区第22組 南溟寺 戸次 公正 師をお招きし、
講題「『御絵伝』の絵解きに聞く」のもとお話いただきました。
9月29日(月)の報恩講お待ち受け奉仕では、ご門徒の皆様に各部屋のお掃除や仏具のおみがき、のぼり旗、紫幕の設置等にお手伝をいいただき、また報恩講中も様々なお手伝いを賜りました。
改めて皆様方のお力添えに厚く御礼申し上げます。
答え
「終活」がメディアで取り上げられるようになり、実際にご相談を受けることが増えました。ひとえに「終活」といっても様々な内容がありますが、私は僧侶ですので、お葬儀や納骨(お墓の管理)、お内仏に関するご相談を多くお聞きします。
「家族が月参りやお墓詣りに関心がなく、お墓の維持等を負担に思うかもしれません。お墓やお内仏は整理(処分)したほうがいいのでしょうか?」
ご相談をお聞きする中で、総じて「家族に迷惑をかけたくない」という思いが、皆さんの中に見受けられます。一方、ご自身でお墓などの整理をしておいたものの、ご遺族の思いとは異なり、新たにお墓やお内仏をご用意されたケースもお聞きします。ご自身が思う「迷惑」は、遺される方々にとっても本当に「迷惑」でしょうか。お葬儀や納骨、ご家庭に安置されているお内仏の前に座り、亡き方を偲び感謝する仏事に出遇うのは、ご遺族となる方々です。その大事な仏事のご縁への関わり方を、自分一人で決めて満足しても、どう思われるのかはわかりません。
終活をするにあたって一番大切なのは、ご遺族となる方々とよく話し合うことです。「私が亡きあとのことは、おまかせいたします」という心をもって話し合っていただき、遺される方々が仏事に出遇うご縁を大切にしていただければと思います。
(第12組 慈恩寺 墨林 尚顕)

下記の通り、天満別院報恩講を執行いたします。
記
10月3日(金)
・逮 夜(13時30分)
法話 戸次 公正 師(南溟寺住職)
講題「御絵伝」の絵解きに聞く
10月4日(土)
・晨 朝(7時00分)
・日 中(10時00分)
・御伝鈔拝読(11時00分)
・結願逮夜(13時30分)
法話 戸次 公正 師(南溟寺住職)
講題「御絵伝」の絵解きに聞く
10月5日(日)
・結願晨朝(7時00分)
・報徳会(音楽法要)(10時30分)※ポスターの時間は誤りです。
法話 戸次 公正 師(南溟寺住職)
講題「御絵伝」の絵解きに聞く
・結願日中(13時30分)
法話 戸次 公正 師(南溟寺住職)
講題「御絵伝」の絵解きに聞く
皆さまお誘い合わせ上、ご参拝くださいますようご案内申し上げます。
答え
門徒さんから、家の建て替えや引っ越しで、お仏壇を動かすので魂を抜いてください、入れてくださいとかお願いされることがあります。真宗ではお仏壇の魂を入れたり抜いたりすることはありませんよとご説明をしてからお勤めをするように心がけています。
さて、御移徙(おわたまし)とは、もともとは、貴人が新居に転居することをさす尊敬語であったそうですが、そこから転じてお仏壇に阿弥陀如来をお迎えすることを意味する言葉となりました。
真宗門徒は「お仏壇」に阿弥陀如来を御本尊として安置して「お内仏」と呼んで大切にしてきました。阿弥陀如来は色も形も匂いもなく、私たちを救おうとする真実のはたらきです。お内仏はお浄土の世界を形であらわしたものです。ご先祖様方は、日々生かされていることに感謝して礼拝し、家庭生活の拠り所として受け継いできました。
御移徙では、お荘厳(荘り付け)をします。上机(うわじょく)・前机(まえじょく)には打敷(うちしき)をかけ、五具足(ごぐそく):(花を一対・香炉・鶴亀の燭台を一対)を整えてお勤めをします。お内仏の大きさによっては三具足(みつぐそく)でもよいと思います。一生の間に何度もあるようなことではありませんので、できるだけご家族集まってお手次のご住職を招いて大切にお勤めいただきたいと思います。
(第15組 安通寺 楠本 史朗)

天満別院では、9月21日(日)13時30分より、
秋季彼岸会 並 総永代経法要 兼 墓地納骨(物故者)追弔法要を勤修いたします。
ご法話の御講師には、本通寺 北畠 顯諒 師をお招きし、
講題「踏み出せば状況は変わる」についてお話しいただきます。
尚、今年度のお彼岸入りは、20日(土)、明けが26日(金)となっております。

この度、天満別院 教化委員会法要部会では9月1日(月)に「内陣 出仕・退出 正信偈句切習礼及び心得」についての公開講習会を上記の通り、開催いたします。
是非ご参加くださいますようご案内いたします。

天満別院では、8月12日(火)から8月16日(土)までのお盆期間中、
墓地の開門時間は、変わらず6時30分。
閉門時間は17時となっております。
お盆行事についてのご案内ですが、
8月12日(火)、13日(水)両日、同朋会館(講堂前)にて墓前申経を受け付けております。
尚、墓前申経の受付時間は、9時〜17時(最終受付は16時30分)までとなっております。
(14日、15日、16日は、墓地事務所へお声掛けください。)
8月12日(火)は、9時から天満別院永代合祀墓前にて合祀墓追弔会が勤まります。
8月13日(水)は、13時30分より本堂にて盂蘭盆会が勤修されます。

盂蘭盆会のご法話には、大阪教区 第6組 願光寺 茨田 通俊 師にお越しいただき、講題「亡き人から願われている私」についてお話いただきます。
皆さま是非お参りくださいますようご案内申し上げます。
答え
お葬式の後、ご命日から数えて七日ごとに中陰のお勤めをし、四十九日目に満中陰の法事行います。白木の位牌は満中陰までの間、お内仏の横に設けた中陰壇に置きます。満中陰が終われば、中陰壇は片付け、白木の位牌は使いません。その代わりに法名軸か過去帳に法名を記すのが一般的です。また、真宗では白木の位牌に魂が宿っているとは考えません。この世のご縁が尽きると、お浄土に帰って行かれるのです。
ところで、森絵都さんの「出会いなおし」という短編集に、「年を重ねるということは、同じ相手に何回も出会い直すことだ。会うたびに知らない顔を見せ、人は立体的になる」という言葉があります。家族にとっては、亡くなった方のことは家族が一番知っているようにも思えます。しかし、弔問された方から家族の知らない一面を教えていただくこともあるでしょう。また、反発して素直に言葉を受け取れなかったこともあったかもしれません。白木の位牌がおかれている間、お浄土に帰って行かれた方と「出会いなおし」をすることができれば、幸いなことではないでしょうか。
白木の位牌がまだ残っているというご相談ですが、一度、お手次のお寺のご住職にご相談されてはいかがでしょうか。そのことがまた亡くなられた方を通してお念仏の教えと出会うご縁となるかもしれません。
(第15組 安通寺 楠本 史朗)