Q&A お経って何?

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答え

『お経』はお釈迦さまのお説法です。お釈迦さまの説かれた言葉を、入滅後仏弟子を中心に文字に記録して伝えてきたもので、皆さんもよくご存じの「西遊記」で有名な中国の僧・が、16年間のインド求道の旅を経て76部、1374巻の経典を荷負って長安(今の西安)に帰着し、20年かけて持ち帰った経典を漢文に翻訳され、そして日本に伝わりました。

私たち浄土真宗の正依の経典は、「浄土三部経」で、『仏説無量寿経』・『仏説観無量寿経』・『仏説阿弥陀経』です。中でも『仏説無量寿経』は真実(阿弥陀如来の心)を教える、真宗にとって根本の経典と仰がれています。(12組 教化冊子より)

しかしながら、お経は漢文なので、聞いてもちんぷんかんぷんです。

お釈迦さまが亡くなられる時に、弟子たちが「私たちは今後どのように生きていけばいいのですか?」との問いに遺言されたのが、「自灯明・法灯明」です。

「自灯明=自分で考える人間になる」

「法灯明=そのためには法(教え)を学ぶ」

浄土の教えは二尊教といわれ二尊とは「救主(救うもの)阿弥陀如来」と「教主(そのことを教えるもの)釈迦如来」です。ですから私たちにはそのことを教えてくれる「よき人」という存在がやはり必要なのです。と教わりました。

真宗のお寺の法要には必ず法話がありますので聞法し、「よき人」に出会っていただきたいと思います。

   (第12組 乘雲寺 渡邉 延江)