五月 同朋の会 開催報告
天満別院では、五月十三日(日)の十四時より同朋の会が開催されました。
前回に引き続き、『正信偈』に出てくる天親菩薩について大阪教区第七組 長教寺住職 稲垣 洋信師よりお話をいただきました。様々なことをお話していただきましたが、中でも「遊煩惱林現神通」に書かれている煩惱という言葉から、人間にはいくつ煩惱があるのか。諸説には、四苦(4×9=36)、八苦(8×9=72)を合わせた百八個とも言われており、その四苦八苦は、生老病死という根本的な四つの苦に加え、求不得苦、怨憎会苦、愛別離苦、五蘊盛苦の四つを合わせて八苦ということを教わりました。
この日は朝から雨が強く、普段と比べると参拝者も少なかったですが、次回は三ヶ月ぶりに座談会を予定しております。また皆様お誘い合わせのうえ、ご参拝くださいますようご案内申し上げます。
五月 同朋の会 開催のお知らせ
天満別院では、五月十三日(日)十四時より二階仏間にて同朋の会が開催されます。
御講師は、大阪教区第七組 長教寺住職 稲垣 洋信 師です。
皆さまお誘い合わせのうえ、ご参拝くださいますようご案内申し上げます。
公開講習会 開催の報告
去る五月八日(火)の十七時より、天満別院に於いて天満別院 教化委員会 法要部会主催による公開講習会が行われました。公開講習会は全三回あり、今回が二回目でした。
御講師には大阪教区准堂衆会様から大阪教区第十七組 徳因寺 稲垣さん、同じく大阪教区第十七組 光泉寺 奥田さんのお二人にお越しいただきました。
前回は平鏧、経鏧、沙張等の鏧の種類、そして撥さばき、音の静めかたといった作法を教わりました。
今回は二班に分け、受講生の方々に実際に平鏧を打っていただきました。
今回初めて受講された方もおられましたので、前回の要点を先生がお話くださり、その後に皆様には実際に平鏧を打っていただきました。実際に平鏧を打っていただく中で、先生が音色を聞きわけ、どうしたらもっと良くなるかを個々にも、そして全体にも指導していただきました。
次回が最終回となります。
次回は六月八日(金)、時間は同様に十七時から十九時までとなっております。
獅子吼の会 連続法話の会 開催のお知らせ
天満別院では、下記の通り現代法話研究会 獅子吼の会主催の連続法話の会が開催されます。
日 時 六月五日(火) 午後四時から午後六時
会 場 天満別院 本堂
講 題・講 師
第195条「人のわろき事は、」
三好 泰紹 師 (泉大津市・蓮正寺)
第213条「心得たと思うは、心得ぬなり」
稲垣 洋信 師 (淀川区・長教寺)
第239条「南無阿弥陀仏の主になる」
廣瀬 俊 師 (東大阪市・法觀寺)
第244条「五劫思惟の本願にすぎたることはなし」
山雄 竜麿 師 (堺市・以速寺)
皆様お誘い合わせのうえ、ご参拝くださいますようご案内申し上げます。
公開講習会のお知らせ
この度、天満別院では教化委員会法要部会主催による平鏧等について公開講習会を計三回行います。今回が二回目で、対象者は前回と同じく得度を受式された方であれば、どなたでもご参加できます。つきましては下記の通り、開催いたします。是非ご参加くださいますようお願い申し上げます。
記
日時
五月八日(火) 午後五時〜午後七時まで
六月八日(金) 午後五時〜午後七時まで
場所 天満別院 2階 仏間、又は1階 講堂
持ち物 本山出版大谷声明集・真宗の儀式(声明作法)・間衣・輪袈裟
お問い合わせ
真宗大谷派天満別院
TEL06−6351−3535
FAX06−6351−3547
お申し込みは天満別院寺務所へFAX、又はお電話にてお申し込みください。
四月 定例法話 開催の報告
天満別院では去る四月二十四日(火)の十三時半より定例法話が開催されました。
御講師には、大阪教区第六組 雲観寺住職 青木 知和 師にお越しいただきました。
この日は朝から雨ではありましたが、多くの方にお参りいただきました。中には愛知県から来られた方もおられました。
お話の中で、お参り先で御仏壇を御荘厳する機会があったときに同封されていた配置図には、まず仏飯器、そして華瓶、花瓶、香炉、灯明等の順番が書いてあって七番目に掛軸と書いていたことを受けて御仏壇で一番重要である御本尊が七番目にあること、また御本尊を掛軸という言葉で表記していることに先生は違和感を感じた一方、確かに専門でない方が御仏壇を作り、中の仏具を配置する順番を作ればそうなるのかもしれませんし、ただ御仏壇を購入された方に問題はなく、作り手側は御商売として作っているのかなと感じたおっしゃっていました。
また他には、各家庭にある御内仏の基本の御荘厳についてや、本山の御影堂の荘厳についての平常と報恩講の際の違いなどについてお話いただきました。
四月 定例法話 開催のお知らせ
天満別院では、四月二十四日(火)十三時半より本堂にて定例法話が開催されます。
御講師は、大阪教区第六組 雲観寺住職 青木 知和 師です。
午前十時からは天満別院一階、無憂華にて正信偈書写の会も開かれます。
皆さまお誘い合わせの上、ご参拝くださいますようご案内申し上げます。
てらこんネットワーク 開催のお知らせ
四月 同朋の会 開催の報告
天満別院では、四月八日(日)の十四時より同朋の会が開催されました。
今回は『正信偈』に出てくる天親菩薩について大阪教区第七組 敎應寺住職 建部 智宏師よりお話いただきました。
まず、天親菩薩のことをサンスクリット名ではヴァスバンドゥと呼ばれていること、また浄土真宗では天親菩薩と呼ぶことが一般的ですが、仏教一般から見れば世親と呼ばれることの方が多いことを教えていただきました。
天親菩薩には兄・無著がいて、初めは共に部派仏教の説一切有部を学んでいましたが、途中無著は大乗仏教の教えを学ぶようになり、天親菩薩と学びに違いが生じるようになりました。
大乗仏教はお釈迦様の願いを聞いていくことですが、兄である無著は天親菩薩が大乗仏教の教えを誹ることが悲しいことだとして、自身が病気であると嘘の手紙を天親菩薩に送り、話を聞いてもらおうと呼び寄せるほどに心配していました。
無著の勧めにより天親菩薩も大乗仏教を学ぶようになり、天親菩薩がそこで初めて『仏説無量寿経』に出遇い、それをどう思ったかを記したものが『浄土論』(『無量寿経優婆提舎願生偈』)です。
真宗聖典には、『仏説大無量寿経』、『仏説観無量寿経』、『仏説阿弥陀経』、それから天親菩薩が著した『浄土論』の三経一論が記されています。
親鸞聖人は『浄土論』があったからこそ『仏説大無量寿経』の教えが私にまで届いていたとおっしゃっています。その感謝の気持ちを述べた言葉が『正信偈』の「天親菩薩造論説」なのだと教わりました。
次回は五月十三日(日)に同朋の会がございます。
御講師には大阪教区第七組 長教寺住職 稲垣 洋信師にお越しいただきます。
皆様お誘い合わせの上、ご参拝くださいますようお願い申し上げます。